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「現在の私の治療とこれから暫くの間の営業について」 [乳がんつれづれ日誌]

10月31日(日)
皆さまに夏以来、入院等でお店のお休みなど、ご迷惑をお掛けしております。
中々ブログも書けておらず、SNS投稿やお店に来られた方は金髪風のウイッグの私の姿にも意味不明に感じていらっしゃる方もおられるかもしれません。

暫くの間は、ホームページに記載しております下記の内容をご確認の上、ご来店をお願いしたいと思っています。

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【これから暫くの間の営業について】
7月の退院後にインスタライブでお話しした治療内容から変わり、新たに治療を始めることになりました。
今後の治療によっては体調が悪くなったりする場合もあり、お店を急にお休みしたり、オープンが遅れたり、早く帰ったりすることが起こるかもしれません。
なるべく早めにお知らせをしたいと思いますが今後そのお知らせに関しましては、当店の「インスタグラム」「Facebookページ」「ツイッター」に同じお知らせをアップさせて頂く予定です。
ホームページにはお知らせが出来ない場合があると思いますのでお手数ではありますが下記の当店のSNSを事前にご覧いただきましてご来店をお願いできればと思っています。
ご迷惑をお掛けいたしますがご理解頂けると助かります。
お問合せ等の返信が遅くなっております場合もありまして、ご迷惑をおかけしております。
今は治療と体調優先で行かせて頂こうと思っています。
営業時間外の返信も難しい時もあり、翌日になる場合もあります事をご了承頂けると助かります。
ホームページの「これから暫くの間の営業について」をご一読の上、ご来店をお願い出来ると助かります。
よろしくお願いいたします。
※ホームページの右上に各SNSのアイコンもあります。
https://www.minette72.net/

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色々隠す必要もないので現状をお知らせするのと今後どの位、書けるか分かりませんがいつかどなたかのお役に立てるページになればと今は思っています。

現在、私は乳がんの手術を7月と8月と2回しました。
その後、抗がん剤治療を9月中旬からスタートしています。

7月のインスタライブでお話しした時は1回目の手術が終わり、後は放射線治療を1カ月受けて終わる予定でした。
早期の乳がんで2㎝以下と小さく、温存手術で癌を切除しました。
リンパ節にも転移なしでした。
私も早く見つけて良かった~とその時はホッとしていました。

ところが1回目の手術後に切除した癌と周り部分を検査したところ、当初の見立てと変わり、癌のステージも当初のステージ1からステージ3になりました。
※がん細胞が乳管や小葉の内部にとどまっているものを「非浸潤がん」、これらを包んでいる膜を突き破って外へ出たものを「浸潤がん」といいます。

主治医の先生の例えの説明はタンポポの白いホワホワの胞子(癌)が身体全体の浮遊しているイメージですとのこと。
この説明を含む最初に聞いた時は癌が全身を浮遊している???と想像力が異常に高い私には怖すぎて、色々質問したけれどその時の回答は怖くなるモノばかりでしたので取り合えず追加手術の予約日を決めて、後は手術日に弟に聞いてもらうことに。

現在、2週間に一度のペースで抗がん剤治療を始めまして3回目が終わりました。
1月までの予定で進めています。
その後、放射線治療を1カ月、ホルモン治療を出来れば10年の予定でと先生からは説明を受けています。
先生からは根治を目指せるところには居ると言うお話なので今は目の前の治療に集中して行きたいと思っています。
2階にキャンプ用の簡易ベッドも用意しました。
※撮影台と化していますが(笑)横になれる場所があると気分的に安心感はありますね。

当初、先生からは抗がん剤治療の副作用で仕事や家の事はしんどいかもと言われていて、仕事は休むことも検討に入れておいてほしいとのことでしたが現在までの所、そのしんどかった日が定休日と重なったりしていて、お店をお休みするには至っていませんが今後どうなるかは私も未知数です。

抗がん治療の副作用は人それぞれのようで私の場合は脱毛と吐気がメインのようです。
最初は吐気もしんどかったけれど、ずっと吐気が有りつづけるので最近はそれが当たり前の日常となり、しんどいのかどうかが麻痺しています(笑)。

当初、やはりムカムカが酷くて、お昼は果物を何種類か持って来て小分けにして食べて、夜はうどん生活でしたが段々と他のモノも食べれるようになっています。
全く何も食べれないこともないので無理せず食べれるものを食べている感じです。
病院の栄養士さんから、栄養補助食品を紹介頂いて何種類か試しています。
でも中にはマズいのもあって・・・。

その他の副作用として今あるのは、下痢や便秘、爪の色の変色、声のかすれもありますが頂いた副作用の一覧に入っていたのでビックリすることもなく受け入れています。
吐気の薬はまだ選択肢は幾つもあるようなので又合う薬に出会えると良いかなと思っています。
ただ抗がん剤治療が私の場合、2週間に一度のペースなのでスッキリする期間が足りないのもあるようです。

脱毛に関しては最初に看護師さんから全部抜けてツルツルになるわけでもないと聞いていた通り、ほぼ抜けてしまいましたがホワホワと間引かれた髪が全体に残ってます。
剃った方が良いのか? どうなんでしょうか?。
お風呂上りに、まだ毎回鏡の中の自分の頭にビックリするけど(笑)。
生まれて初めて自分の頭の形の全体像を確認致しました。
そして後ろの首元にアザガがあるのを確認しています。
ハゲてみないと分からなかったことのひとつでした。

ウィッグも普通の髪色を脱毛始まるであろう時期より前に用意しようと色々調べましたが色々ありすぎて、医療用じゃないとだめなのか?とか。
見に行ける時間も限られていたので病院内にあるサロンで試着させてもらって、一番リーズナブルなショートカットを購入。私的には大出費!!!
いつも行っている美容院に相談して、自分の髪の毛も人生最大のショートカットにしてもらい、ウィッグも少し整えて頂きました。
でも今のところ・・・・もうひとつ遊び用に買った亜麻色のウィッグばかり被っています。
最初はこちらも無理・・・と思ったのですが人と言うのは慣れるもので帽子を被って出ている部分のボリュームダウンしたのもあるけれどコチラの方が見慣れてしまった自分が怖いです。
どうもこの大出費の方のウィッグは昭和感がすごくて(笑)。
でもいつか被るかな・・・。
後で見たらもっとリーズナブルで素敵なのいっぱい見つけてしまいました。
その辺りも今後まとめてみたいと思っています。

でも今は踏み入れることのなかった世界を期間限定とはなるのですがコレを逆転の発想で面白がって、違う世界が広がった位に楽しもうと思っています。
アフロやゴスロリとかウィッグのサイトを見ていたら色々楽しくなっています。

まさか自分がこの色のウィッグを頭に乗っける日が来るなんて思いもよらぬ出来事です。
※アプリでしわ飛ばしてます(笑)。
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どこに聞いていいやら分からないことが色々あることが今回判明したので色々まとめたい衝動にかられています。
お金のことも。
ケア帽子も素敵なのがない・・・。

今回、病気のことをSNSでお知らせしたり、お店でお話してるとお客様たちの中にも思っていた以上に乳がん経験者の方が多くてビックリしました。
皆さんが「みんな今も元気にしとられるから大丈夫よ。」とお声掛け下さる方も多くて、何だか心の安堵感を頂いています。
ありがとうございます。

でも癌も昔みたいに特別な病気で亡くなったという事なのか???
何の前振りもなく、5年後(90.5%)と10年後(84.8%)の生存率のグラフとか先生から見せられてビックリ。(こちらの病院内での10年前の生存率だから、これよりは上がっているらしい。)
そんな内容の説明を受けていると自覚がなかったので。
そこで先生の話を止めて質問した私でした。
生存率の方が高いとは言え、この残りの何割かにならないとも限らないので治療に集中したいものです。

「乳がんと分かるまで」
そもそも今回の乳がんは私が左胸にしこりがあるのを感じて、検診のクーポン券を使ってマンモグラフィ検査をしましたが結果は「異常なし」でした。
私も技師の人にしこりのことを伝え忘れていたのも悪かったのですが終わって少し経ってから、伝えてなかったと思い出しました。

ただ、やはりしこりが気になった私は以前マンモグラフィ検査をしてもらったことがある病院に連絡を取り、検診でマンモグラフィでは異常なしと結果が出たのですがしこりが気になるので診て頂けないかと。
電話口の方がマンモグラフィの画像がそこにあるのなら、エコーを追加して再診してもらいなさいと言う指示でした。

正直言うともうその検査した病院に行く気がしていなかったのですが再診の連絡をしたところ、マンモグラフィの検査に異常がなかったんですよねと断られそうになりましたがスッキリしたいので何も無ければそれでいいので再診をお願いしたい旨を伝え、再診してもらうことに。

エコーで見た貰ったところ、やはり乳がんであろうと先生に言われて、そのまま細胞診をしてもらい結果を待つことに。
マンモグラフィでは写りにくい位置だったと言われました。
そして以前はあった検診での触診が現在は国の指針で無くなったとのこと。
私の場合は触診があればすぐに分かったかもと感じて、触診は意味あるものと感じました。

2週間後に細胞診の結果を聞きに行ったところ、クラスⅣ(悪性を強く疑う細胞)。
クラスⅤは、悪性(癌)細胞とあったので、まだ疑いという事でしょうか?と先生にお聞きしたら、間違いなく乳がんであると思われますと言われました。
ここからは大きな病院に紹介状を書くことになりますと言われ、手術入院した病院へ予約を取り、紹介状を持って受信しました。

先生からは、組織診(針生検)をする前に乳がんであると仮定して、全身に転移していないかどうかをまず調べましょうと言われ、ホテルみたいな豪華な専門の病院に予約をしてもらい、PET-CTと胸のMRI検査をしました。
ここから検査を待つ期間が今回の中で一番不安だったかもしれません。

乳がん検診も以前に一度だけ引っかかったことがあったけれど結果何もなくて、今回もきっとそうだろうと思っていたけど違っていて、転移とかしていたらどうなるんだろうかと想像してしまいました。

私は父を癌で亡くしているのでその時の辛そうな姿を思い出してしまいました。
私には思いを残す子供や旦那さんもいないので死ぬことが怖いと言うより、シンドイ思いをして、母や弟に迷惑かけるの嫌だなと言う感じだったかも。

CTと胸のMRI検査結果は転移なしでした。
ここから1度目の手術へと進んで行きます。

まだこの時は二度目の追加手術や抗がん剤治療などが待っているとは思いもよらない状況でした。

今回の一回目の入院は、過去2回入院歴ありの私でしたがどちらも腸関連で絶食で点滴につながれっぱなしでとにかくしんどかったのと生まれて初めての入院は盲腸の手術だったのですが30年くらい前で痛かったし、退院してからも少し家を歩くだけで息が上がっていた記憶さえあったので、久しぶりの手術にビビりまくっていましたが医学の進歩はスゴイことを今回の入院で感じた次第です。

術後の痛みがほぼ無かったこと。無かったと言っても良いと思うレベル。
痛み止めは結局使用してもらうこともなく入院生活を終えました。
本当に切ったんでしょうか???と先生や看護師さんに何度か聞いたくらいです。
食事も普通に食べましたし、点滴も術後の翌日には外されたし、快適な入院生活でした。
術後1カ月して受診したのですがそれまで傷口はテープが貼られたままで腐らないのかしら?とこちらが心配になっていた位です。

今回の治療にあたり、婦人科とか外科とか先生とお話が出来る関係性があると良いかとも感じましたし、セルフチェックもしつつ、検診は必要だと思いました。
個人的にはマンモグラフィだけではちょっと心配になっています。
今回のように異常なしをそのまま信じたら2年後の検診までにどうなっていたかと思うと怖くなりました。
100%は難しいのかもしれませんが発見の確率は上げて行きたいと感じています。
信頼出来るかかりつけ医を見つけておくのも必要なのかもしれません。

また色々書き留めておける事を書いて行きたいと思います。
きっとかなりのんびりペースとは思いますのでよろしくお願いいたします。



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まめお

私も現在乳がん治療中で、9月に抗ガン剤が終わり10月から放射線治療、その後ホルモン療法の予定です。
抗ガン剤治療は終わりましたが、若干副作用が残っています。こんな強力な薬を数回投与したのかと怖いですが、万全を期すためにできることをしましょうということで。ちなみに私も前触れなく生存率のグラフを示されました。生存率が2%変わってくると言われ、私は2%上がるならやる、一緒に聞いた主人は2%ならしなくていい、と意見が割れました。結局自分でやるって決めましたけど。
子供がいないので特に何かを残す予定の家族はいませんが、猫よりは長生きしないとなーって思っています。
折を見てお店の方にも伺いたいと思います。くれぐれも無理なさらず、ツラい時はしっかりお休みしてくださいね。
by まめお (2021-11-09 13:55) 

minette

コメントありがとうございます。
そうだったのですね。
抗がん剤治療、お疲れさまでした。
私は1月中まで続く予定です。
生きる為の治療だと認識していますのでしんどい部分もありますが乗り切りたいと思っています。
本当に脱毛したり、爪の色が変わったりと強い薬なのは実感しますよね。
でもきっと昔に比べると様々に医療は進歩していて通院治療で仕事が出来ているのも助かります。
無理をしないを頭に入れながら進めて行きたいと思います。
ありがとうございます。
またお店の方にも遊びにいらしてください!
by minette (2021-11-11 16:57) 

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