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白島ガイドマップ「白島地図。」 [お店のこと]

3月6日(火)
やっと完成!と言った感の白島ガイドマップ「白島地図。」。
先週の土曜日より、各賛同店さん等で配布がスタートしました。
受け取って下さった方もいらっしゃるでしょうか?
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遡ること昨年の春位から製作委員会を立上げてスタートしていました。
10ヵ月も掛かるとは正直後でビックリ・・・。

2016年10月に私のお店が白島に戻ったころから、ぼんやりと白島のマップを作りたいなと言う妄想が膨らんでいました。
何で私が袋町と言う街中から白島に移転したのだろうかと疑問に思われている方も中にはいらしたのではないでしょうか?
2008年9月に白島通り沿いの5坪あるかないかの狭小店舗でミネットはオープンしました。
会社員しかやったことない私がヒョイと始めてしまったお店。
白島と言う街には何の縁もなく(後で考えればそれが縁?)オープンしたわけですがいざ日々を過ごしてみると街に近いのに静かで落ち着いた街並み。
猫もいっぱいいて家猫と自由猫たちが日向ぼっこしている良い感じ。
古くから住んでいらっしゃる家が多いのか?私的に好みのお気に入りのお家があること。
お店をオープンして楽しいけれど何が何やら分らぬまま日が過ぎていく中、近隣のお店の方やご近所の住民の皆さんがこんな小さなお店で値段も低いモノ売ってるけど大丈夫なんかな???とご心配頂いていたのか?
事あるごとに「ちゃんとやっとる?」「もう慣れた?」「頑張っとるね。」などと人生の先輩方々が声をかけて下さっていました。
勿論お客様たちもです。
最初のお店は3年半弱でしたが私にとっての白島は街の人が優しくあたたかいこと。
そんな見守り隊の皆さんに見守られながら、私はお店を続けていたのだと思います。
自分としては思いもよらぬ事が起こり、あの愛着のあった小さなお店を引っ越さなくてはならなくなりました。
白島から袋町への移転。

袋町での4年半は又白島とは違う人とのつながりや経験をさせて頂いた実のある日々でした。
だだ段々と白島が恋しくなる日々でもありました。
でも最低でも3年はここで頑張って街中の経験値を積んでみようと思いました。
ふつふつと白島に戻りたいと思い始めて、移転の一年前くらいから物件探しをうっすらと始めました。
何軒か物件は見たのですがこれこそ縁なのか私には契約まで至りませんでした。
今の店舗はノーマークエリアだったのですがすんなり決まりました。
沢山の方にご協力頂いて手作りの白島のお店が完成したのですがやっと白島に戻ったことで更に白島が好きだなぁと言う事に気づかされた日々でした。

何か私に出来ることはないだろうか?
今年の秋で当店は10年を迎えさせて頂きます。(迎えられたらの話です(笑))
白島と言う街に大きな恩返しは出来ないけれど、何か出来ることをしてみたいなぁと思って始めたのが白島のマップ製作でした。
勿論、私一人では出来ないことであり、協力して下さる方たちと今回製作委員会を作り、マップ作りは始まりました。

最初に取り掛かったのはこのマップを作るための賛同店さんを募る事でした。
私が発起人であり、全額製作費用を出せれば良かったのですが何せ当店がそんな大金を出せるわけもなく、賛同店さんの皆さんと費用を折半することで完成するマップでした。
私は特に営業経験があるわけでもなく、ただこの企画に気持ちを寄せて下さる店舗さんに賛同店になって頂けるとうれしいと思い、飛込みで白島の店舗さんを回り始めました。
勿論すべての店舗さんに賛同店になって頂けるとも思っていなかったし、それは店主さんそれぞれの考え方がおありなのだと思っていたので逆に断られて当たり前精神で伺っていたのですが思っていたより賛同下さる店舗さんも多く、更に私のようなヒヨッコ店舗ではなく、何十年も白島でご商売をされているお店の方のお話を沢山聞かせて頂く機会に恵まれて私は胸熱くなる経験をしました。
体中の細胞がシュワシュワと活性化するようなイメージ?体内細胞はきっと若返りを見せたと思っています。
本当に涙が出そうなお話や商売に対するプロの姿勢などこれだけで一冊本が書けますよ私。
お店をしていると同じ白島にいても中々お会いする機会もないのが現状だったりします。
でも今回の賛同店さんを募るに辺り、白島のお店でありながら初めて伺う事も出来て良かったです。
襟を正せねばと思うお話も聞かせて頂きました。
当初の目標店舗には正直私の力不足で若干満たなかったのですがデザイナーの方に調整いただくことで製作をスタートすることが出来ました。

途中で私が白島の歴史を入れたいとか言い出しまして、何か資料を見つけたいと思った時に一年ちょっと前位にNHKのブラタモリで宇品の辺り他を案内された広島市郷土資料館の学芸員さんのことを思い出し、早速郷土資料館にお電話しまして現状を報告し、何か白島の歴史が書かれている本やそちらに伺うとお話お聞かせいただけたりしますか?
とお尋ねしたところ、資料になる本があるとのことで早速アポを取り伺うことに。
定休日の日に伺ったのですが当初お電話で資料館の電話に出られた方のお名前がブラタモリに出られた方のお名前の気がしてすぐに検索。間違いなくその学芸員さんだった為、定休日だし、朝はゆっくりしてから午後から伺おうと思っていたのですが学芸員さんが午後からは外出されるとのことだったので朝一で宇品まで車を走らせることに。
ミーハー魂ここでも炸裂!
ブラタモリを見てから、その学芸員さんにとても会いたかった私。
資料をコピーしていただいてお話することも出来たので全然関係ない質問したりして(笑)。
でも一番共感できたのはすごく有名なことを調べて行くよりは、小さなあまり知られていないような街の歴史などを調べて知っていくのが面白いと言うようなお話をお聞きしたこと。他にも興味深い広島の街の歴史も!そう言った視点でいつも歩いている広島市内を見てみるとスゴク面白いと感じました。
私もなんですよ・・・あまり着眼されない端っこの方と言うかそう言うのを見つけるのが私も好きだから。
頂いた資料から掲載する歴史をピックアップして文章も全部は掲載できない為、まとめたりしてそのこちらで作った文章と地図上に配置する位置に間違いがないかどうかを広島市郷土資料館のその学芸員さんに添削をお願いしました。
その際、当店のレターセットとマスキングテープを使って郵送したのですが後日添削された資料と共にお手紙がありまして、その封筒には猫のマステが貼られておりムムム!と思った私。
当店のマステとレターセットを見て思い出して下さったと書かれてありました。袋町の店舗にご来店頂いていたようでした。ビックリ!
で後日談となりますがそれがきっかけで広島郷土資料館に当店のオリジナルマスキングテープとレターセットをお取り扱い頂けることになり、また嬉しいご縁を頂くこととなりました。

今回の白島小咄と言う名の歴史を盛り込んだマップですがひとつだけ新ネタを入れました。
マップを見られた方しかちょっと分からないのですが「白島指薬」です。
何か聞いただけで何なんだろうとってワクワクしますよね?
最初の白島通り沿いにあった当店ですがその頃に「白島指薬」のお話を聞かせて頂いていたのです。その薬の販売所の息子さんのお嫁さんがお店に来てくださっていて、ある日その薬のお話を聞かせて頂いたのですがその時お聞きした内容がうら覚えでネット検索しても出てこない。一度聞きに行ってみようかと思っていた矢先!そのお店でお話をして下さった息子さん夫婦が現白島店にご来店。
最初は分からなかったのですが話をして行くうちにその方だと判明!思わずお互いに手を取り合ってしまいました!!!
以心伝心とはまさにこの事だと私もビックリ!

お父さんに聞いてもらえばわかると思いますとお聞きして、後日訪問。
後日、詳しくお聞きする為に訪問。その話とは全然関係ない(笑)白島の歴史などもイッパイお聞き出来て楽しい時間となりました。
マップでの掲載は短文ですがお話はもっと詳しくお聞きしています。興味おありになる方は私にお店で問いかけ下さい。
まだこの「白島指薬」については広島市郷土資料館さんにお時間のある時に調べてもらうようにお願いしてありますので又判明した歴史が分かりましたらお知らせ出来るかな???
他にも色々あるんですけど取り合えず「白島地図。」をご覧ください。
このプレートが白島のどこかの建物に付いています。
是非見つけてみてくださいね。
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そして実は最初の白島の店舗を出なくては行けなくなった時に事情を聞かれたその白島指薬の販売所だった方が所有の店舗物件を少しお値段を勉強して下さって、近くの不動産屋さん経由で私に入られないか聞いてみてくださいと手を差し伸べて下さった事がありました。
だだ私にはそのお家賃が予算よりもお高くてお断りを不動産屋さん経由でしたことがありました。直接お礼とお詫びが出来ていなかった私はちょっと胸につかえたものがあったのですが今回まさかの事で直接お会いしてお礼とお詫びが出来たことも嬉しい出来事でした。

掲載していない白島の歴史もまだあるのですが白島だけでこんなに興味深い歴史があるのならば皆さんがお住いの地域にも間違いなく歴史は存在するので調べてみるのも楽しいと思いました。

何だか前振りからいつもながら長文となり、読んでいる皆さんもヘトヘトかと思います。(笑)
何とか白島ガイドマップ「白島地図。」はやっとやっとやっと完成となりました。
今回の白島地図。製作委員会のメンバーは下記の通りです。
皆さんそれぞれのお仕事もしながら、それぞれの役割を尽くして頂きました。
イラストを描いて頂いたり(建物だけの予定が猫や人物・木などをどんどん追加依頼(笑))、賛同店さんに渡すフォーマットや校正依頼のプリントなどもつくって頂きました。
素敵なデザインのマップも想像以上。
様々な意見交換もしながらのマップ作りでした。
ありがとうございます。

製作委員会以外にも下記の皆様にも様々な資料やアドバイスを頂きました。
他にも色々とお力添えいただきました皆様ありがとうこございました。
大竹のPiNECoNeSさま。
呉の甘茶書店さま。
北九州市のLife & Workさま。

長期間となりましたが完成まで来れましたことを感謝いたします。
が!マップ完成がゴールではなく、これはまだ入り口に立ったところです。
また白島の魅力をジワジワと皆さんに知って頂いて、私のような白島ファン(と言うか白島ストーカー?)が一人でも増えて頂けるように何かしらやって行こうと思っています。
イベントも企画中です。また決まりましたらお知らせします。
猫が表紙だったり、郵便ネタが入っているのはお察しくださいね。
白島の素敵なところを是非感じて頂きたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

■白島地図。製作委員会
・谷村仰仕
呉工業高等専門学校 地域連携コーディネーター
特命准教授 博士
・d&B 関浦デザイン事務所 関浦通友・関浦ルリ子
・発起人:Minette 下内道子


白島ガイドマップ「白島地図。」の配布場所は下記となります。
白島地図に皆さんのお気に入りの場所やお店、気になるポイントなど書き込んで頂いて、それぞれの白島地図を完成させて頂くのも楽しいかもしれません。
こだわりのお店がいっぱいなので是非マップ片手にお散歩頂けると嬉しいです。
もしSNS等をされていましたら、下記のハッシュタグを付けて投稿いただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
#白島地図 #白島

・feuillage(フォヤージュ)
・HANOI PHO(ハノイフォー)
・marru(マアル)
・小さな森のブーランジェリーnoix(ノワ)
・BOULANGERIE HIRO(ブランジェリーヒロ)
・雲間
・さいふぁ-Cypher-
・お好み焼き 登きや
・スラップモブラー
・蓬莱鶴 酒工房
・Bosco(ボスコ)
・美の庵
・kahon 広島
・L‘UNIVERS(リュニベル)
・5 feet café
・器ギャラリー 釉すが
・すし健 白島本店
・ニシダフルーツ
・家具のなかみち
・PERO…(ペロー)
・カフェ福寿草
・プランタン
・つばめゆうびん
・Minette(ミネット)


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