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「放射線治療」 [乳がんつれづれ日誌]

2月26日(月)
またまた1年近く更新が空いてしまいました。
前回は抗がん剤治療の副作用についてまとめてみました。
その後に残る副作用のことも書き留めたいと思っていますが順序立てて、抗がん剤治療後について書きたいと思います。

8回コースの抗がん剤治療が6回で間質性肺炎により中止となり、年末年始と2週間の緊急入院となりました。
入院については下記のブログに書いています。
https://minet.blog.ss-blog.jp/2022-02-08

退院後は肺炎に関しては通院治療となりました。
本来の治療順序としては抗がん剤治療後に放射線治療をして、ホルモン治療になる予定でした。
間質性肺炎の治療中に放射線治療は出来ないと言われました。
胸に放射線を照射するということは同時に肺にも照射してしまう為、間質性肺炎が治ってからになるとのことでした。
肺炎の治療が終わりましたがすぐには放射線治療にはならず、少し日にちは開いたように記憶しています。


下記は説明の際に頂いたプリントに記載されていた放射線治療についての説明のひとつです。

乳房に対する治療を温存手術で終了すると10~15%の患者さんで乳房内に局所再発します。 この為、20年以上前までは乳房を全部切除することが一般的でした。 しかし、肉体的・精神的ダメージが大きい為、その後は乳房切除術と温存手術+術後放射線治療との比較試験が行われ、5~10年で再発率・生存率に差がない事が証明されました。
乳房全切除=温存手術+術後放射線治療
温存乳房への放射線治療は乳房内再発のリスクを下げる目的で行います。


放射線治療は事前には25回と聞いていたように記憶していましたがいざ始まる前に説明を受けると通院している病院では1回の照射線量を高く設定して、15回の治療を3週間で行う短期照射を行っているとのことでした。
(以前は、乳房温存手術後の全乳房照射では、25回の治療を約5週間で行う方法が標準的照射方法でした。)



2022.3.14~4.7の期間、土日以外の日は毎朝10時10分同じ時間に19日通院しました。(祝日も1日通院) 
多分10分置きに予約が取られているので10時10分より早めに到着するようにしていました。
家が遠いので駐車場が混んでいる時は少しハラハラすることも。

左胸四角く大きく照射15回。腫瘍のあった箇所4回照射。
1回の治療時間は10分程度、放射線照射時間は約1分間。
最初の説明の時に放射線治療科の直通電話番号を携帯に登録するように言われました。

放射線治療が始まる前に説明を受ける日とCT撮影+照射する場所にマーキングする日がありました。
皮膚用インクで何か書かれてました。その日お風呂に入る時に見たら思っていたより書いてなかったけど初回の照射の時に更にマーキングは増えました。
事前のマーキングする日に照射台の上に乗って横になり、腕を万歳するのですが私は身体が固くて通常でも腕を真上に上げることは出来ません。
案の定、万歳すると痛くて・・・技師の方が数分この状態でいてもらわなくてはいけませんが大丈夫そうですか?と尋ねられました・・・本当は無理かな~?とも思いましたが口が「頑張ります」と言ってました汗。

実際に治療が始まる時にはドーナツみたいな丸い輪っかを持たせてもらえたので何とか乗り切れました。
ただ終わった後に腕を万歳から戻す時が痛くて・・・すごくゆっくり戻し終わって最後は「ハー!」と言わずにはいられない感じで毎回お待たせしてしまいました。

事前に副作用についても説明があり、皮膚炎は100%と赤鉛筆で書かれてました。
日焼けと同じような症状が出現する(個人差あり)や白血球減少他など。

「四角く焼けました。」「ひと皮むけました。」とかお聞き出来た方もいらっしゃったのですが私は特に何ともなかったです。
放射線治療中に何度か診察があったのですが先生が「少し赤くなっていますね。」と言われて見たら、うっすら赤みを帯びていた位でした。
先生に「最後は焦げちゃうんでしょうか?」と質問したところ、「焦げない焦げない」と言われました。
焦げる人とそうでない人の差は何なのかはわかりませんが・・・機械?皮膚の強さ?

私が乳がんの治療中はコロナ禍真っただ中で放射線科の待合や着替えをするロッカーにがん治療・療養中であった女優の岡江久美子さんが新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなられたことに関して下記のお知らせが貼られていました。
「乳がん手術とその後の放射線治療により免疫力が低下していたのが重症化した原因ではないか」といったような報道がなされ,心配されておられる方も多いかと思います。しかし,一般的な放射線治療では、体の免疫力が大きく低下するようなことはほとんどないと言われています。どうか過剰な不安を抱かないでいただければと思います。
お問合せや不安になる方も多かったのではと思いました。

IMG_6816[1].jpg
こちらは放射線治療カード。
初日に何気に開いたらペロペロキャンディーのスタンプが押してある!!!
次の日は・・・クジラ!!!毎日違うの?
治療が終わってエレベーターを待つ時にそっと開いてみるのが毎日のお楽しみとなりました。
同じスタンプが押されてバリエーションが終わりなのかと思いきや今までにないスタンプが押されていて、エレベーター前でひとりニヤニヤしている私がいました。
そして最終日は何と猫~!!!
ミラクルな最終日でした。
放射線治療完走~!

当時、中国新聞に担当の放射線科の先生が「見えないメスでがんと闘う」と言うコラムを書かれていてずっと読んでいました。
今回の自分の放射線治療のことをより深く知ることが出来てとても良いコラムでした。


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